SF映画『エリジウム』
先日観た映画版『21世紀の資本』で紹介されていた作品『エリジウム』。
2154年。大気汚染や人口爆発によって荒廃した地球。超裕福層は荒れた地球を逃れ、衛星軌道上に建設したスペースコロニーに移住した。
ディストピア的な近未来を描いた本作。SF作品ではあるが、なくもない近未来を描いている。主演はマット・デイモンとジョディ・フォスター。両者とも配役のイメージに合っていて自然に観れた。背景となった近未来像は面白かったのだが、映画としては映像の美しさを入れても平均点くらい。普通に安心して楽しめるアクション映画ではあった。
そういえばつい先日も、ある日本の資本家が宇宙へ旅行してニュースになっていたが、ベゾスといい、現代の富裕層はこういったディストピア作品に出てくる悪者たちを理想に据えているのだろうか。
きっと我々人類に、ろくな未来は待っていない。