ハト場日記

Working, Reading, and Wondering

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『すばらしい新世界』オルダス・ハクスリー(ハヤカワepi文庫)

ディストピア小説の源流と言われる本作。僕がSFに慣れていないだけなのかもしれないが、かなりの衝撃だった。 ここで描かれているディストピア/ユートピアとは何と恐ろしい場所なのか。そして、なぜだか現代社会の姿が透かし絵のように浮かび上がってくる。…

『石垣りん詩集』岩波文庫

詩集というものを、生まれて初めて読んだ。 詩というものは自分には難しいと思っていた。常人には想像すらできない感性。常人には理解できない表現方法。常人には想像できないほど巧みな言葉づかい。 考えてみれば、難しそうな芸術だって、プロしかわからな…