ハト場日記

Working, Reading, and Wondering

歴史

司馬遼太郎『新装版 翔ぶが如く』全10巻

今年の春頃から読み始めていた司馬遼太郎の『翔ぶが如く』全10巻、ついに読了。10冊ともなれば巨大長編ということになるが、Kindleの、しかも合本版だったので、「これを全部読んだのかー!」と目の前に全巻積み上げて、感慨深げに振り返ることができないの…

『「日本の伝統」の正体』藤井 青銅

二礼二拍一礼というのがどうも苦手である。 神社巡りは人並み以上に好きで、国内旅行に出かければまず神社を調べる。別に信心深いというわけではなく、あくまで歴史的背景に興味があって回るのだ。しかし(神社から見ればはた迷惑なのだろうが)せっかく訪れ…

『街道をゆく 6 沖縄・先島への道』司馬遼太郎

急遽沖縄に行くことになり、道中のお供に選んだ「街道をゆく」シリーズの沖縄編。こんなときはKindleが本当に手軽でよい。 本書の行き先となったのは沖縄本島と、先島と呼ばれる石垣島を中心とする離島エリア。沖縄の(主に厳しく苦しかった)歴史を思い出し…

金達寿『日本の中の朝鮮文化(1)相模・武蔵・上野・房総ほか』

日本の地名に隠れている朝鮮文化の面影。そんなことを考え始めたのは数年前、北九州市に旅行に行ったとき。レンタカーに乗って福岡から門司港に向かう途中、唐戸市場という場所に寄った。到着するちょうど手前、信号で止まっていたとき、交差点の標識をぼー…

「韓国 近い昔の旅―植民地時代をたどる」神谷 丹路

神谷 丹路さんの「韓国 近い昔の旅―植民地時代をたどる」を読んだ。これは、韓国に興味のある方に全力でおすすめしたい。残念ながら絶版状態だが、Amazonではまだ中古で手に入る。図書館でも読めるはず。 韓国 近い昔の旅―植民地時代をたどる 作者:神谷 丹路…