ハト場日記

Working, Reading, and Wondering

寿司ランチと観葉植物パキラとシオラン対談集

九州に越してきてから、ずっと行ってみたかった寿司屋があった。ただ、普段は夜しか営業していなくて、口コミなどを見ると飲む客が多く、酒をあまり飲まない自分にとっては少しハードルが高くて行けていなかった。そんな中、先日その付近を歩いていると、「ランチやってます!」の看板が。コロナ禍の影響で期間限定でランチ営業を始めたようだ。世界をいまだに揺さぶり続けているコロナだが、こういうちょっとうれしい副作用もあったようだ。

というわけで、今日さっそくランチに伺った。ここで有名なのは、幻と言われる生シャコの刺身。これに上にぎりセットと中握りセットを頼み、妻と分けていただいた。生シャコは見た目通りとろけるような食感で、エビらしい甘さ。身だけを食べて置いていたら、店員の若者が頭と足の部分からも身を吸い出せることを教えてくれた。貴重な生シャコだ。すっかり食べ尽くすべきだ。

f:id:yushinlee:20211009000238j:image

食後は散歩がてらあたりをぶらついた。妻が買ったばかりのブーツを履いていて、もう少し歩いて慣れておきたいということだったので、少し先の大型ショッピングモールまで歩いた。実は最近、観葉植物を仕事場に置きたくて、各所で花屋をのぞいていたのだが、今日やっと思い描いていたものに近い観葉植物を発見。非常に一般的なパキラという種類だが、幹(でいいのか?)の部分がそれほど大きくなく、それでいてしっかりとした質感がある。葉が少しアンバランスに生えている佇まいも気に入った。店員さんも親切にいろいろと教えてくれ、真っ白な鉢も一緒に購入し、鉢替えもやってもらった。当たり前だが、さすがに手際がよい。鉢まで追加したので少し重くなり、持って帰るのに少し往生したが、生きた物を家に連れてくるということなので、これは責任が伴う。それをかみしめながら、一歩一歩、歩いて持って帰ってきた。さっそく窓際の小さな本棚の上に置いてみたが、やはり佇まいがよい。

店員さんには「名前を付けましょう」とおすすめされていた。いろいろ考えたが、パキラという種類がもう名前のようだったので、パキラと呼ぶことにした。パキラ君。パキ君。妻はキラキラ君と呼んでいる。家族が増えたようでうれしい。

f:id:yushinlee:20211009000301j:image

そうそう、食事の後に寄った図書館でシオランの対談集を見つけたので借りてきた。古いのに驚くほど状態がよい。あまり読まれていないようだ。パラパラとめくってみると、あのシオランが普通にしゃべっているではないか!これはなんとも新鮮。