ハト場日記

Working, Reading, and Wondering

2019年12月長崎一人旅(出発~平和公園)

思えば久しぶりの一人旅。若い頃は一人で動き回っていたが、結婚して以来、出張を除けば初めての一人旅。なんだかいろいろと緊張してしまった。そしていきなり反省から入ると、キャパ以上にスケジュールを詰め込みすぎた。この経験は次回以降に活かすべし。

今回の行き先は長崎。雲仙温泉は何年か前に行ったものの、あれはあくまで「雲仙」であり、今思えば長崎に行ったという感覚はなかった。ということで、長崎市内は初。初長崎市である。今年は長崎の本を読んだこともあって、近いうちに行こうとは思っていて、以外と早いタイミングでいけることになってよかった。人生は短いのだ。

(早朝の天神は驚くほど静かだ)

長崎は福岡からバスで2時間程度。回数券を買えばなんと片道2000円ちょっと。

2人ならレンタカーが安いが、1人ならやはり公共交通機関。1人で高速バスなんてのも相当久しぶり。気楽ではある。いや、夫婦旅も相当気楽ではあるが、やはり1人が一番自由だ。妻よ。これを読んでいたらすまん。2人が一番だが、たまには1人も悪くないということで。

田川市美術館ではロバート・キャパ展開催中とか。こういった情報もありがたい)

さて、天神バスターミナルから7時過ぎに出発し、長崎の平和公園で下車。

予想以上に寒さが堪える。暖かいバス車内でぐっすり寝てたから、体も冷えていた。最初のスポットが屋外というのは正直失敗と感じた。まずはカフェでも行って、体を温めるべきだった。。

寒さに震えながら平和公園を散策。平和祈念像は予想以上のスケールで驚いた。募金で建てられたらしいが、このお金の使い方には被爆者の方からも賛否両論とのこと。風化させないためにお金を使うか、被爆者の方に使われるべきか。やはり後者の気もするが、やはりこの像も立派なものだ。外野から(という考え方自体が問題な気もする)とやかくいうことでもないか。

寒さもあり、また一人だったこともあり、体を縮めながら黙々と散策。

噴水の前には有名な手記の言葉。今では想像もできない現実があったのは間違いない。

中国人の犠牲者の追悼碑も見かけた。

どれだけ歩いても体は温まらない。一旦コンビニで休憩。何年ぶりに飲んだ缶のコーンスープ。五臓六腑にしみわたる、と言いたいところだが、おなかが若干温かくなったのみ。今更ながら冬の到来を感じた。

(続く)