ハト場日記

Working, Reading, and Wondering

コロナワクチンの接種券(3回目)が届いた

コロナワクチンの3回目の接種券が今日届いた。自分の年齢でも、3回目のブースター接種は2回目から6か月後に前倒しされており、自分の場合は昨年の9月だったからほぼ予定通り届いたようだ。

f:id:yushinlee:20220304002512j:image

さて、実は3回目をどうしようか迷っていた。今回の3回目も、何ヶ月か後には抗体が減るはずなので、オミクロンが少し収まり始めている状況を見ると、今すぐ打つよりも、次の波のタイミングを踏まえて少し遅らせるという選択肢もある。とはいえ、いつそんな波が来るのかは誰にもわからないし、遅らせたことでオミクロンをもらってしまっては意味がない。

そして自分は後遺症が非常に怖い。肉親にもコロナ後遺症で苦しんでいる人がいる。昨年の夏のデルタの波の時にコロナにかかり、その後はほぼ仕事もできていないようだ。SNSでもチラホラ似たような体験談を見かける。やはり恐ろしい。

そもそも、今後コロナはどうなるのだろうと、しばらくはあまり見ないようにしていたコロナニュースを少し見てみた。

いつも参考にしているのはこちらのDr. John CampbellのYoutubeチャンネル。コロナ禍に入った直後あたりから、データに基づく信頼性のある情報やアドバイスを提供していることで人気者の専門家。説明資料も紙に印刷したテキストで、それをカメラに映して書き込みながら説明するという、なんともオールドスタイルなチャンネルだ。

www.youtube.com

さて、久しぶりに見たCampbell博士の動画だが、最近の動画を見ると、もうエンデミック近しというのが、欧米の専門家のトップが共有している雰囲気のようだ。時期的にはわからないが、恐らく今年中にはパンデミック前の状態に近づける見込みが高いと、Campbell博士本人も言っている。オミクロンよりも高い感染力を持つ変異株が生まれる可能性はかなり低く、同程度の感染力でオミクロン以上の発病率を持つ変異株の可能性はさらに低い(遺伝子的に不可能ではないかと言っていた)。今後はインフルエンザ、HIV、はしかのような、風土病のグループに入るだろうと。それでも、実際に死者数は増えているじゃねえかという声もあるが、一部の国は死者数の内訳のようなデータを出している。つまり、コロナが直接的な要因で亡くなった数と、コロナ感染中に別の要因で亡くなった数。見極めは死亡診断書の記載によるようだが、それによると、オミクロン株が直接的な原因で亡くなっている数は半数以下のようだ。どれもまだ部分的なデータではあるが、多少は楽観的な材料もあると。風土病と言っても、たちの悪い病気も多い。日本でははしかなんてほぼ聞かないが、世界的には毎年多くの死者数を出している。コロナが風土病化しても、恐らくたちの悪い部類に入るのではないか。Campbell博士は、エンデミック後のコロナで亡くなる人は、高齢の方や基礎疾患を持つ人々など、インフルエンザで亡くなるグループと「かぶる」ので(「人は2度死ぬことはできない」)、全体的な数値としては以前とは大きく増えないだろうとは言っていた。いずれにしても、少しは楽観的な気分で動画を見終わった。

が。しかし。自分個人が三回目の接種をどうするべきかというのは結局わからなかった。当然打つべきだろうだが、何よりもタイミングだ。。さらに、倫理的な罪悪感もある。まだ1回目すら十分に打てる環境にない国も多いなか、(本人が貧しいとはいえ)金持ちの国に暮らす自分に打つ権利はあるのだろうか。

とまあ、まだはっきりは決まっていないが、とりあえず少し先のスケジュールで予約だけは取っておいた。妻と一緒に接種できる一番早いタイミングが今月末なので、多少の様子見をする猶予がありながらも、夫婦で一緒に防御力を高められる最速のタイミングである。今回はモデルナになる。どうせその予定だったが、やはりファイザーは予約が全く取れなかった。どうせ副反応が出るのだろうから、ファイザーもモデルナも変わらない。であれば、効果が高そうな方がよいだろう。

とりあえずあと一ヶ月。もう少しはおとなしく引きこもり、本を読み、仕事をし、ゲームしながら過ごそうと思う。